ブルゴーニュからフランドル地方(現ベルギー)にやってきたお姫様マリー・ド・ブルゴーニュの名がついたビールがドゥシャス・ド・ブルゴーニュ("ドゥシャス"は公女の意)。ブルゴーニュといえばの赤ワインを思い出す風味。彼女の結婚相手はハプスブルク家のマクシミリアンで、デューラーが彼の肖像画を描いている。
その二人の孫が世界史中の超有名人、神聖ローマ帝国皇帝カール五世。スペイン国王としてはカルロス一世。彼がやったことといえばサッコ・ディ・ローマ、ローマ略奪。この印象が強くて大嫌いだったけど彼が育った地であるメッヘレン(現ベルギー)にあるヘット・アンケル醸造所のグーデン・カロルス(つまりゴールデン・カール)はおいしい。シャルル・カント、またはケーゼル・カーレルもカール五世由来のビール(それぞれ仏語・蘭語でのカール五世)。肖像画はティツィアーノ描く騎馬像が有名(グーデン・カロルスのラベルの騎馬像とは左右が逆)。 カール五世の息子、スペイン国王を継ぐフェリペ二世といえばこれまた世界史の有名人物。大航海時代に日の沈まない国を築いて、"無敵艦隊"も彼の時代。カール五世とフェリペ二世がブリュッセルを訪れた時のことが今も続く時代祭オメガングの元に。フェリペ二世が集めていたのはティツイアーノの作品とヒエロニムス・ボスの作品。そして宮廷画家になりたかったのにフェリペ二世に気に入ってもらえなかったのはエル・グレコ。 そのフェリペ二世のスペインと戦っていたのはイングランド女王エリザベス一世。 というわけで、今年の旅行先はロンドンです。行ってきます。 (去年の旅行記が終わってないですが!) ベルギーからイギリスへつながるように、ビールと美術の話題をできるだけねじ込んでみました。間違いがあったらごめんなさい。上記ではスペインを経由してるけど、スペインには残念ながら寄らない。
by ni_ko_mi
| 2014-09-20 04:15
| ベルギーのビール
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by nikomi(marinji) (マリコフ)
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